zojouji

今日は何の日:(旧暦)12月14日は赤穂浪士吉良邸襲撃の日(2013年の「忠臣蔵」関連イベントまとめ)

zojouji

旧暦12月14日(正確には翌日未明)は、赤穂四十七士は吉良邸に討ち入り、主君大石内蔵助の仇を討ち果たした。今年で310周年となる。

 

「忠臣蔵」とは

元禄14年3月14日(1701年4月21日)、江戸城内松の廊下で、赤穂藩主浅野内匠頭が吉良上野介に突然斬り掛かったことに端を発する。この一件で加害者とされた浅野は即日切腹となり、被害者とされた吉良はお咎めなしとなった。この裁きを不服とする家老の大石内蔵助以下の赤穂藩の藩士たちは激怒。無抵抗で城を明け渡すも、吉良上野介に対して密かに仇討ちを計画した。大石内蔵助を中心とする赤穂浪士47名、いわゆる「赤穂四十七士」は、元禄15年12月14日(1703年1月30日)未明に吉良邸に侵入、吉良を討ち取って主君の仇討を果たした。そしてその後の浪士たちの切腹までの一連の事件が「元禄赤穂事件」と総称されている。

この事件は浄瑠璃・歌舞伎というようなかたちで劇化され、『仮名手本忠臣蔵』が集大成として高く評価されて以後、この「忠臣蔵」が事件の通称となった。この事件を題材にとった様々な作品のことも指す。元禄期より現在に至るまで「忠臣蔵」の人気は衰えを見せない。新暦12月14日が近づくと忠臣蔵のテレビドラマや映画が放映され、舞台上演、イベント等もほぼ毎年行われている。本稿では2013年の「忠臣蔵」関連イベントをまとめた。

 

映画『47RONIN』

47RONIN

『47RONIN』(フォーティーセブン・ローニン)が12月6日より公開されている。忠臣蔵をモチーフとしたハリウッド映画で、監督はカール・リンシュ。主演はオリジナルキャラ・カイを演じるキアヌ・リーブス。カイは四十七士のメンバーとして敵討ちに参加する。他にも、真田広之や浅野忠信、菊地凛子、柴咲コウ、赤西仁、菊池凜子など、豪華日本人キャストが多数出演している。制作費1億7500万ドルをかけた大作で、日本では米国に先駆けて公開されている。

 

 

歌舞伎座の「忠臣蔵祭り」

東京・銀座の歌舞伎座では、12月25日まで「仮名手本忠臣蔵」を上演している。それに合わせて、歌舞伎座地下の木挽町広場では「忠臣蔵祭り」といったイベントが開かれている。 「忠臣蔵コーナー」には、和装雑貨からお酒、和菓子、Tシャツ、ストラップ、書籍など、様々なグッズがそろう。その中でも注目は「切腹最中」(2個入・380円)と、日本酒「忠臣蔵 上撰菰樽」(1,800円)だ。「切腹最中」は、そのネーミングからお詫びの挨拶にも重宝するそうだ。「忠臣蔵 上撰菰樽」は兵庫県赤穂市で作られている清酒である。菰樽(菰に美麗な絵などを描き、祝宴での鏡抜きに使うことが多い酒樽)を使用していて、正月にもお薦めだ。

 

谷川建司著 『戦後「忠臣蔵」映画の全貌』発売

谷川建司著、『戦後「忠臣蔵」映画の全貌』が11月26日に、集英社より発売された。戦後公開された忠臣蔵関連映画68作品について、「可能な限り詳細なデータを網羅的に紹介」する目的でまとめられた作品だ。著者は映画ジャーナリストで、社会学博士、早稲田大学政治経済学部客員教授の谷川建司。1951年公開の『中山安兵衛』から2013年公開の『47RONIN』までの約70作品の「忠臣蔵」をジャンル別にわけ、データを網羅している。「映画というメディアがその作品が制作された時点における社会の状況や人々の持つ価値観を映す鏡のような側面を持つと仮定」し、その観点から、戦後「忠臣蔵」の盛衰や描き方の変容を分析、考察した。映画好き、忠臣蔵好きにはお奨めの1冊だ。
谷川コレクションによる、「戦後『忠臣蔵』映画ポスター展」が12月15日までLux Gallerrie(東京都中央区京橋2の11の11 田中ビル)で開催中。入場無料。

 

Photo : Flickr

 

話題のニュースについて話すことができる新サービスTALKS [トークス]がスタート!
ぜひ上のボタンからこの記事についてコメントを残してみましょう。

SHUTA AKABANE

SHUTA AKABANE

赤羽秀太 | The New Classic 副編集長。Google+ : Google