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衝撃!仏タイヤメーカー・ミシュラン公式マスコットの知られざる過去とは?

誰にだって思い出したくない過去はあるだろう。先日本誌で紹介した例のネズミの知られざるヤバい過去は大きな反響を呼んだが、フランスの大手タイヤメーカー・ミシュランの公式マスコットにも似たような過去があったことをご存じだろうか。

ミシュランといえば星の数でレストランを評価する『ミシュランガイド』(フランス語では「ギッド・ミシュラン」)の発行元として有名だが、本業はタイヤ製造である。2005年、ブリヂストンに抜かれるまでタイヤメーカーとして世界最大手の座に君臨していた。

そんなミシュランの公式マスコットがこちらだ。丸々とした身体はタイヤでできている。愛嬌のある姿は、たとえミシュランそのものを知らなくてもどこかで見たことがあるという方は多いだろう。

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このマスコット、「ミシュランマン」などと呼ばれることもあるが、本名を「ビバンダム」という。耳慣れない名前だが、名前の元となったポスターがこちらだ。

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・・・キミ、誰?

ポスター中央でグラスを掲げている不気味な男はなんとビバンダム君。現在の愛らしい姿とはえらい違いだ。上下の文字は何と書いてあるかというと「ヌンク・エスト・ビベンドゥム、その心は『乾杯』。ミシュランタイヤは障害物を飲み干す」。

Nunc est bibendum とはラテン語で「乾杯」の意。強い酒も難なく飲み干す男の姿でパンクに強いミシュランタイヤを表現しているというわけだ。ビバンダム君の両隣には障害物を踏んでパンクしてしまった他社のタイヤが描かれている。結構グロテスクだ。

ビバンダム君は1864年、高く積まれたタイヤを見た創業者ミシュラン氏の「これに手足を付けたら人間になるだろう」という冗談が元で生まれた。ビバンダム君の体がなぜ白いのかというと、タイヤに炭素を混合して強度を増す技術が考案されたのは1912年のことであり、19世紀当時のタイヤは天然ゴムそのままの白色だったためである。

せっかくなので別のポスターもいくつか紹介しよう。

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「お困りのようだね、ムッシュー。私のタイヤを使いたまえ」

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「ボンジュール。わがタイヤ攻撃を存分に味わうがいい」

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ミシュランマン、アフリカへ行く

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ミシュランマン、舞踏会で美女を口説く

いかがだろうか。どれも味のあるポスターばかりだが、全部ビバンダム君である。先日ご紹介した例のネズミほどではないが、個人的にはビバンダム君の過去も結構ヤバいと思う。

なお『ミシュランガイド東京・横浜・湘南』の2014年度版は今月4日に発売される。最新の東京グルメ事情をいち早く確認したいという読者は要チェックだ。

Photo: michelin.com

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