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「世界史が面白くなる雑学を教えてくれ」というスレが面白い

「世界史が面白くなる雑学教えてください」というスレが面白かったのでご紹介。ただし真偽が不明な雑学もあったので、いずれも注釈付きで、一部のスレを抜粋。

  • フィリップ4世がテンプル騎士団を異端として一斉検挙した日が13日の金曜日だったから、欧米では13日の金曜日は不吉な日とされているらしい

実際には、ヨーロッパで13日の金曜日が不吉とされる理由はいくつかある。例えば、キリストの最後の晩餐に13人の弟子がおり、キリストの処刑が金曜日に行われたこと、北欧神話で13人目の招かざる客が神を殺害したこと。

そしてこのフィリップ4世の逸話など。ちなみにテンプル騎士団の検挙日は、1307年10月13日。

  • ベンツのマークはナチスドイツの下で戦車を作ってた時の照準のなごり

three-pointed-star

photo : mbworld.org

こちらは誤り。ベンツのマーク「three-pointed star」が使われ始めたのは、1909年のことでナチスの台頭よりも前。登録商標となったのは1923年であり、ナチの台頭と重なるが、彼らが軍用車両などをつくりはじめた時期とは異なる。

  • ベルサイユ宮殿にはトイレが無かったため、そこらへんでしてた。そのため、クソを踏まないようにできたのが「ハイヒール」だと言われている。

ベルサイユ宮殿に限らず、当時のヨーロッパは衛生環境が悪く、道にし尿(汚水)があふれることも。こうして点がハイヒールの普及を後押ししたとも言われるが、中東においても乗馬に際しての機能的な観点から、ハイヒールのような靴が普及したことが指摘されている。

  • 古代ローマでは洗濯におしっこを使っていた遺跡で発掘された洗濯跡からおしっこの成分が見つかった

古代ローマの一時期、アルカリ性のアンモニアを含む人や動物の尿を醗酵させたもの使っていた。

  •  東ローマ皇帝ゼノンは棺に納められた後に中で息を吹き返し「出してくれ!」と叫んだが人望の無い皇帝だったので皆に無視されそのまま埋葬された

あくまでも「一説によると」ということ。

  • 世界で2番目に人を処刑してと言われているフランス革命時代の処刑人、シャルル・アンリ・サンソンは熱心な死刑廃止論者だったちなみに、この人の親父は7歳で処刑人になっているこのサンソン家っていうのは、独自の医療技術を持っていて、当時としてはかなり高い治療が出来たらしい

こちらがそのサンソン。サンソン家は、フランスの死刑執行人を200年以上にわたって輩出してきた家系。

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  • コロンブスはアメリカに行ったとかいってもてはやされているが…コロンブスより50年以上も前に中国の鄭和の方が大きな船でアフリカにまで行ってたりする。

鄭 和(ていわ:1371-1434年)は、中国明代の武将。彼の船団は東南アジアからインド、アラビア半島、そしてアフリカにまで航海した。宝船と呼ばれる船は、全長が60-120メートルという大型船だったと言われる。

  • 黒死病(ペスト)は雲南省発モンゴルの遠征でヨーロッパに伝播したのは有名

14世紀のペストを指していると思われるが、その前後にもヨーロッパではペストが発生しており、あくまでもユーラシア大陸の交易が、ペスト大流行の要因の1つとなったと指摘されている。

  • 古代ギリシアの都市国家のひとつ、テーバイの軍にはホモカップルで編成された部隊があった。

紀元前378年、将軍ゴルギダスによって結成された古代ギリシア・テーバイ(テーベ)の神聖隊のこと。スパルタを破ったレウクトラの戦いなどで活躍した精鋭部隊。

150組300名の男性同士の恋人によって編成されており、愛する相手に屈強に戦っている姿を見せ、仲間を守るために、勇敢に戦ったと言われる。

  • 科学者ファラデーは製本工から大科学者にまで上り詰めた苦労人。今だったら6回ノーベル賞が受賞できるとも言われている。
    1.電磁誘導の発見(e=-N(ΔΦ/Δt))の公式
    2.電気分解の法則の発見(ファラデー定数)
    3.物質の磁性の発見
    4.ベンゼンの発見(ケクレは構造を考案)
    5.ファラデー効果の発見(磁気旋光)
    6.場の概念の導入

こちらがマイケル・ファラデー(1791-1867年)高等教育をほとんど受けずに大発見を行い、アインシュタインが最も尊敬していた人物の1人。

NPG 269,Michael Faraday,by Thomas Phillips

  • ヴァイキングは新しく発見した島をアイスランドと名付けたが寒そうな名前のせいで植民者が中々集まらなかっただから次に発見した島をグリーンランドと名付けた

982年頃に、「赤毛のエイリーク」と呼ばれる人物がグリーンランドと命名し、入植が始まったとされるが、他にもGruntland(グラウンドランド)が訛ったという説や、中世の温暖期には南部海岸地帯が緑に溢れていた説もある。

  • シベリアの語源
    シビル・ハン国(モンゴル帝国の末裔)から

シビル・ハン国は、15世紀から16世紀末まで西シベリアに存在した国で、ロシアの攻撃によって滅亡した。語源については、タタール人の言葉で「眠れる大地」という説もある。

  • マンハッタンの地名の意味はネイティブアメリカンの言葉で泥酔
    白人がネイティブアメリカンのリーダーを泥酔させて交渉を有利に進めリーダーが「マンハッタン(泥酔)だったから契約無効」と訴えたのを地名を教えられたのと勘違いした

こちらは諸説ある。インディアン部族のデラウェア(レナペ)語の「丘の多い島」を意味する「Mannahate」や「Manna-hata」に由来するという説、レナペ族が宣教師ジョン・ヘッケウェルダーに語った「Manahachtanienk(マナハクタニエンク:我々がみな、酔っぱらいにされた島)」という説もある。

  • リンカーンはプロレスラーだった
    正式に言えばプロレスの原型になる賭けレスリングの選手

ちなみに有名なごろつきの首領と対戦したこともあり、地方紙に載るほどの注目度を誇り、腕力と大胆さが話題だったとか。

  • プラトンってもともとはホモのレスラーだったらしい
    だからプラトニックラブって実は同性愛をさす

これは誤解。プラトンはたしかに体格が良く、レスリングの試合にも出ていたが、当時の名門家の営みの1つだったから。彼は、イストミア祭でおこなわれたレスリング大会に2度も優勝しているものの、オリンピアの祭典では優秀な成績をおさめられず、学問の道へと進んだ。

またプラトニック・ラブは、「プラトン的な」という意味ではあるが、それはプラトンが『饗宴』の中で、男色者として肉体(外見)に惹かれる愛よりも、精神に惹かれる愛の方が優れており、更に優れているのは、特定の1人を愛する「囚われた愛」よりも、美のイデアを愛することであると説いたことに由来する。

いかがだっただろうか。これ以外にも、なにか興味深いエピソードがあれば、ぜひ本誌に教えていただきたい。またなにか、歴史的事実に誤りがあれば、こちらもぜひご指摘いただきたい。

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Kosuke Yamakawa

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