Ford_National_Security_Council

もうすぐ日本版も設立か、NSC(国家安全保障会議)とは?

Ford_National_Security_Council

自民党と公明党は、17日に特定秘密保護法案と国家安全保障会議(日本版NSC)設置法案を合わせて審議する特別委員会を設置すると見られている。様々な議論を読んでいる秘密保護法だが、一方で日本版NSCについても、安倍晋三首相が新たに「積極的平和主義」を掲げた安全保障政策をすすめている中で、注目を集めている。

では、新たに設置が目指されているNSC(国家安全保障会議:National Security Council)とはなんだろうか?

 

NSCとは?

国家安全保障会議は、外交問題、国防問題、そして安全保障政策などについて審議をおこない、大統領や首相、内閣などに対して助言をおこなう機関として設置されている。アメリカのNSCはよく知られており、他にも韓国・中国・ロシアなどが設置をおこなっているが、イギリスでは比較的最近の2010年に設置された。

 

日本においては、1986年に設置された「安全保障会議」が類似した役割を担っていたが、2006年に当時の安倍首相によって「国家安全保障に関する官邸機能強化会議」が設置され、改組が目指されていた。安倍首相にとっては、成長戦略を実施することで着実な経済成長を実現していくことが求められるとともに、憲法改正など「安倍カラー」の強い政策の中でも、与野党の合意が得られた日本版NSC設立を早急に目指したい考えだ。

 

アメリカのNSC

では、その中でもアメリカのNSCはどのような組織なのだろうか?アメリカNSCは、1947年に国家安全保障法により設立された。戦後すぐの設置は、その後、世界的に引き起こされる冷戦を見越したものだったが、そればかりではなく各省の政策を統合してシビリアン・コントロールを強化する目的もあったという。同じく国家安全保障法によって、CIAも誕生しており、アメリカの安全保障やインテリジェンスの岐路とともに誕生した組織であったことが分かる。

メンバーについては、設立当初、大統領や副大統領、国務長官、国防長官らに加えて、陸海空軍の長官も参加していたが、後に軍の影響力について勘案して参加していない。

この組織の正確な人数は定まっていないが、その統括をおこない実質的に大統領直属のスタッフをまとめているのが「国家安全保障問題担当大統領補佐官」である。歴代の補佐官には、ヘンリー・キッシンジャーやコリン・パウエル、コンドリーザ・ライスらがおり、国防や外交全般にわたり幅広い助言や政策立案を大統領に対しておこなうことから、ビックネームが名を連ねていることでも知られている。

 

 

話題のニュースについて話すことができる新サービスTALKS [トークス]がスタート!
ぜひ上のボタンからこの記事についてコメントを残してみましょう。