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ついに米国のインターネット広告市場がテレビを上回った:歴史的な1枚のグラフと2つのポイント

これは歴史的なことであり、メディアの歴史の中でも長く語られる出来事になるだろう。米国史上初めて、インターネット広告市場がテレビ広告市場を上回ったのだ。インターネット広告の2013年における年間売上高は、前年比17%増の428億ドルとなり過去最高となり、リーマンショックから順調な回復を見せているテレビ広告を抜き去ったのだ。 以下のワシントン・ポストが掲載した1枚のグラフは、歴史的なものとして語り継がれるかもしれない。

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Chart :www.washingtonpost.com

注目すべき2つのポイント

注目すべきポイントは、テレビ広告の凋落ではなくインターネット広告の成長速度が著しいということと、モバイルやタブレットがその市場を追い上げたという2つだ。

10年前にはわずか73億ドルであったインターネット広告売上高は、その後順調に伸び続けて、ラジオや新聞、ケーブルテレビを年々追い抜いてきた。2007年は200億ドルを超えて、2011年は300億ドルを超えて、テレビを追い抜くのも時間の問題だと考えられていたが、注目すべきはテレビ広告市場も順調な回復を遂げていたという事実だ。下のグラフをみても分かる様に、テレビ広告は停滞気味とは言え、リーマンショック後の落ち込みからは回復傾向にあった。

新聞などと比較しても分かる様にテレビ広告が「凋落」したというよりは、これを追い抜くインターネット広告の勢いが止まらないと言うべきだろう。

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Photo : marketingland.com

もう1つは、モバイルやタブレットの爆発的な普及がこうしたトレンドを後押ししているとということだ。ご存知の通り、モバイルやタブレットの広告は決して大きな市場規模であるとは言えないが、その急激なマーケットの立ち上がりは誰もが認めるところだ。下のグラフは、順調に推移しているインターネット広告にモバイルが加わったことで、成長角度を一気に押し上げていることを示している。

こうしたトレンドは、日本でもやってくるだろうか?答えはイエスだ。しかしながら、インターネットにも積極的な投資をおこなっている米国のテレビ業界に比して、日本の取り組みはまだまだ十分ではない。その意味で日本における市場とプレイヤーの変化は、今後急激にやってくるかもしれない。

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Photo : en.wikipedia.org

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KEN ISHIDA

KEN ISHIDA

本誌編集長。1989年生まれ、早稲田大学文学部で歴史学を専攻した後に、同大政治学研究科修士課程修了(政治学)。 本誌を運営する株式会社アトコレの代表取締役CEO。専門は国際関係史や日本近現代史だが、本誌ではテクノロジーや経済から国際情勢まで幅広く担当している。MUSEY編集長。 Facebook : Ken Ishida / Google+ : Google / Twitter : @ishiken_bot